VOICARION『スプーンの盾』2025キャスト感想③
大きな収穫があった3公演の感想をまとめました。
1月18日ランチ
カレーム:中井和哉
愛してる。(唐突な告白)
前提として、私は無自覚キュート不思議ちゃんカレームが好きらしい(?)
この日に自覚しました。
さらに天使と天才を兼ね備え、我流を貫く芯の強さもありつつ、無自覚に可愛さを全人類に与えてくれるような、"この世界に2人といない"カレームが大好きです。
中井カレームはその全部を持っていたように受け取りました。
まさにこのカレームを求めてた〜〜〜〜(爆泣)
直感的に見えてきっと沢山みんなのために頭フル回転で考えてくれていて全ての人を虜にする魅力的なカレーム。
子供っぽくて、どこか放っておけない。
無邪気で純粋で誰も思いつかない発想をする不思議さがあり、まさに料理の天使。
この世界の宝物。
あまりの可愛さにカレームのあらゆるシーンで引くほど泣きました。
個人的には今年のキャストに津田さんがいらっしゃらないことが少し心残りだったんですが、その寂しさは中井さんに救われました。
ありがとうございます…ありがとうございます…
中井さんはめちゃくちゃカレームをものにされていたので、とても初カレームとは思えない!今までなぜカレームじゃなかったんですか!?
「もっと取ってくるぅぅううーー!!」と「建物をつくるぅぅううーー!!」の急に走ってどこか行く感じが愛おしすぎて吐血してもいいです。
次の再演からも絶対にカレーム役もしてほしい。
マリー:井上喜久子
こんな料理の天使に出会ったら…放っておけないですよねええ!!
姉弟感がすき……
何が起きても「あらあらあら…」と受け止めてくれてそうなきっこマリー…
いつもありがとうございます。
ナポレオン:松岡禎丞
挑戦をし続けるナポレオン。どんな無理難題でも、他人がどれだけ不可能だと言おうが、やってみなきゃ分からないだろ!?と強い精神力で恐れず突き進んでいくナポレオンというイメージ。
実際に松岡さんのお芝居は他のナポレオンが誰もやっていないような台詞の言い回しをしていて、新しさの連続に痺れました。
見た中で一番トリッキーだと感じたかも。声の振り幅が大きくて、時系列によって声を変えてくれるのがありがたい!!!変化球を沢山入れてくれる松岡さん…すごかったです。
同時に危険度も高くて切れ者感。
ゴリゴリに血気盛んな声もあれば、晩餐会で挨拶するシーンの華麗な猫被り美声まで…!
俺に不可能はない。マジでそう。
タレーラン:安元洋貴
魅力的な重低音ボイスのおかげか、一幕は寡黙なタレーランというイメージ。冗談もぽろっと言うんだけど、あまり饒舌という印象はなかったです。ナポレオンのことも本当はどう思ってるのか掴めないな〜〜〜と見ていたら、二幕の演説前「クソ野郎だったが、悪人ではなかったよな」で緊張の糸がほぐれたような、悶々としていた問いに答えが出たような声になる安元タレーラン…良い…良い!!!
きっといつも自問自答をしていて、ナポレオンに出会った時から彼を皇帝に担ぎ上げた時まで、フランスにおけるナポレオンと自分の立場をずっと考えてきていた人なのだろうと思いました。
そこからの演説が情熱的で本当に素晴らしかった。
1月18日ディナー
カレーム:中井和哉
「ナポレオン・ボナパルト」「君の大嫌いな…」の後に「エ゛ッ...」と声が漏れていてちいかわでしたね……………………
カテコで日髙さんから「いつも戦ってるイメージしかないんですけど、こんなに!可愛い中井くんのお世話ができて良かったです☺️」と言われて(・ω・`)な顔する中井さん、とても可愛かったです(笑)
マリー:日髙のり子
お母さん〜〜〜と甘えたくなってしまいそうな面倒見の良いマリー…中井カレーム守り隊。
ウィーンでの「久しぶりー!!」が可愛すぎて悶絶しました。
お淑やかさと明るさがどちらもあって、本当に可愛い…大好き…!!!
ナポレオン:大塚明夫
軍人の中のまさに指揮を取るべき威厳を持つナポレオン。戦場での立ち振る舞いが想像できる…戦いにおいて気をつけるべきことを全部心得ていて指示がうまそうで、これはできる上官…
皇帝になった後も、同じ戦地に向かう一兵卒を覚えていてくれそうなところがないですか?「おう坊主、また会ったなぁ笑(エコ-)」とか言ってくれそう。頼り甲斐があるのに、山寺タレーランの隣では、あんなに泣くんだ……わんわんと……大柄な男が肩を震わせながら……
「俺は戦争をしているんだ!泣」が痛々しくもあってぇ……よかった。
タレーラン:山寺宏一
おしゃべり大好きタレーランでしょ!!!
レストランのメニューを語る美食家な姿が印象的。
ちょけるところがある反面、裏での根回しが早そう。あっという間に全員手の内なんだわ……
台詞回しが本当にうまいうまい…Mr.VOICARIONの職人技が見られて嬉しかったです。そして長年の盟友大塚さんとの掛け合いに痺れました。
冷めたスープから演説でぽろぽろ泣く山寺タレーランは本当に美味しい…
1月19日ランチ
カレーム:豊永利行
これだ。これなんだわカレームって。
とてもバランス感覚に優れているカレーム。
ずっと君を探してたんだよ!と声をかけてしまいたくなるカレーム。
ミッキーマウスさん🐭かも。
とっしーのおいしいレストランが開店する🍽️
世界一の料理人である風格が見えつつ、謙虚で、向上心があって、前向き。
痺れたのはタレーランの「ここに偉大な男がいる。アントナン・カレーム、料理人です」の時。本を閉じて軽く胸に抱き、一礼するカレーム!!
晩餐会という空間にいないとあんな一礼はできないですよ…すげえ…
あなたこそがカレーム。二幕ラストの座り方は少し斜め上を見上げていて、これから自分が思い描いている、みんなに美味しいものを食べて幸せになってもらいたいという料理の世界を夢見ている、誰も追いつけないカレームでありながら、みんなのそばにいてくれるカレーム。
素晴らしい。大好き。もしも今後スプーンの盾が映像化や音源化になることがあれば、その時は豊永カレームを必ず入れてほしいです。
マリー:瀬戸麻沙美
クールマリー初めてでした!おとなしいというよりは涼しげで、頼り甲斐のあるマリー。
この回のどこから飛んでくるかわからないアドリブに初参加ながらファインプレーを起こしていてかっこよかったです!!
高木ナポレオンから飛んできた「コルシカの踊りってどんなだ?」というアドリブに困った豊永カレームが「マリー…コルシカの踊り…見たことあるか…」と聞くと「私目が見えないの、そんなことも忘れた?(やれやれ…)」と咄嗟の返しで伏線回収!笑
これにはみんな「わぁ✨」と湧いたのでは!
これ、マリーというキャラクターに向き合って役作りをしていないと、サラッと出てこないんじゃないかなぁ〜と思うので凄いなと思いました。
ナポレオン:高木渉
やっぱり好きだ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
と再認識しました。
この日の安原タレとの相性めっちゃ好きです。
なんか…猫っぽいんですよ…高木さんのナポレオンって。ちょっと気まぐれでふらっと消えちゃいそうで、いつか戻って来なくなりそうなナポレオンというイメージです。
冷めたスープの時には大泣きして、誰にも理解されない辛さを全部タレーランにぶつけるナポレオンがしんどい!!タレーランにだからこそ見せる不器用な姿!!しんどい!!
この日のアドリブは安原さんがかなり自由に遊んでくださって一幕バイイのお店から波瀾万丈(笑)
安原タレの自由さに振り回される高木ナポレオンがめちゃくちゃ好きでした。このペアでもう一度見たい。
タレーラン:安原義人
自由!!!!!遊びの手数が多い!!!!!
メニューを見て悩むところとか、ピエスモンテに乗る乗らないの押し問答で話そっちのけでお水を飲んで座っちゃうとか!豊永カレームも思わず「タレーランさんお水飲まないで!」とつっこみ、高木ナポレオンが目を丸くして振り返ったりして、めちゃくちゃ愛しい(笑)
23年に見た安原タレーランよりもやりたい放題で、次はどんな遊びを台詞に入れてくれるのかとワクワクが止まりませんでした。
その一方で最年長ベテランだからこそ醸し出せる余裕や経験みたいな味が沁みてるタレーランで、軍人の家系から司教になり、教会を出てアメリカに渡り、フランスに戻ってきて外務大臣にという数々の経験や知識の深さから全てお見通しで、なんなら多分どこかで経験済みで(?)晩餐会を開いていた印象があります。
初めてやることがあったとしても初めてだと思わせない余裕を常に纏っているタレーランで肝の座り方が半端じゃない感じ。
そんな安原タレーランがナポレオンに対しては
「なぜだろうな?そんな君に声をかけてしまった」と言うところが凄くグッとくる…
今まで見てきたタレーランは割と「なぜだろうなぁ…」と物思いに耽るようなタイプが多かったんですが、安原タレーランの「なぜだろうな?」は語尾がちょっと上がって不思議そうな感じ。このタレーランにも分からないことがあるんだ…と気づく瞬間になりました。
エモーショナル〜〜〜〜〜〜〜!!!!!