あんの感想置き場

鉄は熱いうちに打て

備忘録:ENDRECHERI 20th Purple P△rty

2022年4月9日13:00〜15:50 

舞浜アンフィシアター

セットリスト

  • END RE CHERI
  • ENDRECHERI POWER
  • FUNK TRON
  • 摩って舐る
  • Crystal light
  • Everybody say love
  • GO TO FUNK
  • MC① ファッションチェック
  • ENDRECHERI Party
  • Blue Berry
  • Make me up! Funk me up!
  • ヌルッテたい〜Lovey-Dovey〜沼ンティ (メドレー)
  • 4 10 cake
  • YOUR MOTHER SHIP
  • MC② 20周年の振り返り
  • 愛のひと
  • Believe in intuition …
  • HYBRID FUNK × NARALIEN
  • MC③ ドラマーのちたちゃんとトーク
  • これだけの日を跨いで来たのだから
  • Chance Comes Knocking.
  • Wedding Funk

 

バンドメンバー

Vo.(Gt.+Ba.+Key.) 堂本剛

Gt. 竹内朋康、小林bobsan直一

Ba. Lawrence Daniels

Dr. 岸田容男

Key. 十川ともじ、Gakushi

Cho. Katsu Shijima、稲泉りん、MARU

Tb. SASUKE

Tp. 菅家隆介

Sax. かわ島崇文

Per. ティーヴ エトウ

Dancer. Saya Yamamaru、NanA MAEDA

SP Guest. Dr. CHITAA

 

長文

今日はみんな何も彼もを無にして

今日はみんな何も彼もを超えて

いまはただこの音の波に塗れて

紫な夢を魅ていよう

ファンクと化せ 皆人

『FUNK TRONFUNK TRON - song and lyrics by ENDRECHERI | Spotify

20年間本人が大切にしてきたソロアーティストとしての信念、魂を削ってブランドにしてきたENDLICHERI☆ENDLICHERI、直近4年間のENDRECHERIとしての再生と進化、堂本剛の才能と可能性を3時間ぶっ続けでまざまざと見せつけられ、文字通り脳に直接「紫な夢」をぶっかけられ、良い意味で脳が疲れた。幸せで変な夢だった。何が起こったのか正直分からない。でも「何も彼も無にして」って言われたら安心して無になってしまう。本当に楽しかった。

OP映像と共に流れるインストの『END RE CHERI』は同じくインストの『ENDLICHERI☆ENDLICHERI』をリアレンジしたもので、この『END RE CHERI』が流れた時には爆速で涙が出た。エンドリケリーのライブに来た実感がやっと湧いた。

ソロ活動の20年全てを追っているわけではないけど、堂本剛のファンになったのは2016年〜2017年の冬なので、突発性難聴を患ってしまった2017年の出来事から再出発であるENDRECHERIの復活まではリアルタイムで私の人生に飛び込んで来た。それはもう衝撃の速さで。

あの時はKinKiが出演するはずだった生放送音楽番組で光一くんの口から剛くんが入院したことを知って、予定していた20周年デビューイベントも個室の剛くんと会場の光一くんを中継で繋ぐ形で何とか乗り切って、20周年ドームコンサートもギリギリまで中止にするか悩んで、光一くんが色んなアイデアを出し、剛くんがステージに立つことを選んでくれて、ペンライトの光を禁止にした完全着席全曲バラードオーケストラという形で実現して、前置きが長くなったけど私はこのドームコンサートが堂本剛を初めて見た日だった。そこで聴いたのが今回のライブでも歌った『これだけの日を跨いで来たのだから』。これが言いたかった。長い。

元々この曲はファンになった当初から気に入っていて何度も聴いていて、

「悲惨な出来事なんてあるのが当たり前じゃない これだけの日を跨いで来たのだから」「花は枯れてゆくものよ 年は老いてゆくものよ これだけの日を跨いで来たのだから」「歌を歌って泣いて笑ってあなたに愛してると云いたい」

歌詞が好きすぎる。

今回最後にこれを歌うことを知らなかったので、涙で顔面がびしゃびしゃになった。4年前しんどそうにヘッドホンをして音を探すように歌っていた彼に、イヤモニをしてリズムに乗って自分を魅せる余裕があって……4年間の段階を知っているとはいえ、この曲に関しては生で聴くのに4年も空いてしまっていたので、単純に堂本剛の努力に震えた。本当に強い人。

 

もう一曲、絶対に聴きたかった曲は『街』

ようやく生で聴けて感無量です。剛くんが22歳の時に書いたソロデビュー曲にして最大の代表曲。本当に好きすぎてバイブルだと思っているし『街』に救われたことが何度もある。

「夢を手に出来ず捨てた日が時折胸を打つ この少年の歩いてく先に不思議がたくさん咲いていますように」「君が苦しめられない保証がこの街にもあれば勇気なしで背中押したけど未だ気がかりだよ」「何かを守る為に愛を伏せるなんて不細工だ」「痛みだけは忘れたくないんだ」

人生を何周したら22歳でこんな歌詞が書けるんですか……………………?

街披露前のMCで剛くんが「迷惑なんだよと言われたこともある」「死にたいと思ったこともある」「でも僕には気持ちを吐き出せる音楽があった」「僕の音楽はギリギリのところにいる人をすくいあげられる音楽でありたい」「僕がそうだったから」と断片的にしか覚えてないけど言っていてこの時点で大分泣いてたんだけど、『愛のひと』と『街』を続けて聴いたら涙と鼻水で溺れかけて収拾がつかなくなった。どうしてくれるんよ。歌うますぎんか。マスクがあって本当に助かった。

私は剛くんの音楽に救われたいとも思っているけど、それと同時に剛くんに救いを求めてはいけないとも思っているんですが、この時は心の底から生きていて良かったと思った。重いことを言うと自分の人生において堂本剛の音楽は財産。出会えて良かった。

 

まあここまで真面目な文章を意識して書いてみたけど、本編の8割はエロい。「エロい」を使わないようにしたかったけど無理。エロい。比喩でも隠語でもなく…いや、隠語だけど、『摩って舐る』『勃』『ヌルッテたい』は隠語か?『Crystal light』も『4 10 cake』も可愛い顔してしっかり18禁AVエロ。でも本人は「エロい?何がですか?」みたいな顔をして歌うのでエロいと思ってしまうこっちがエロいみたいなことになる。

一曲目でドーナツ状のセンターステージの真ん中から三角形の玉座に足を組みながら腰かけてサングラスもかけて迫り上がってくる堂本剛が性癖すぎて笑うしかない。エロいってば!!!!

カメラを意識したサングラスの外し方もやっぱり堂本剛はアイドルなんだな…と認識する巧さ。MCで「"ジャニーズ"のライブではないですからね、まぁジャニーズ(事務所主催)のライブなんですけどw」と冗談&皮肉っぽく言っていたけどこの瞬間はジャニーズだったよ…

早く円盤でじっくり観たい…

そして、堂本剛と言えばMCですね(?)

話したいことを流れるように話し、かつオチがちゃんとあって、脱線してオチを見失ったら「さ!ということでねw」とさっさと切り替えるトーク力が心地良い。水分補給の太いボトルを抱えたままセンターステージをゆるゆると歩きながら全部一人で話していて「プロや……」ってなった。こういうのを寝る前に淡々と聴きたい。

あとはTwitterに既に書いたけど、私が入った公演から、堂本剛による来場者のファッションチェックが始まり、ド派手なファンクファッションに紛れて運良く自分が剛くんの視界に入る珍事件が発生しました。今思えば、もしもチケットを1枚しか申し込まなかったら舞浜公演は当たらなかったかもしれないし、何を思ったのか2枚だったから行きたくても行けなかった人を誘えたし、同行してくれたフォロワーさんが最高に楽しい服を着てきてくれたから剛くんが私の気持ちを代弁することになってしまって…正直、恥ずかしさと嬉しさがバトルしだしてよく分からなかったけど、フォロワーさんが「一人は無理!一緒に撮ろ!」と言ってくれたことと、スタッフの「あ、一緒に映ります?いいですよ(軽)」のおかげで唯一無二の思い出になりました。オーディションあるあるのギャグ漫画かと思った。

みんな優しくて良かったぁ〜〜〜〜〜〜(汗涙)

感謝…

早く円盤で一曲ずつ振り返りたい。