あんの感想置き場

鉄は熱いうちに打て

ドームの前から3列目をご用意されてしまった話

ただいま。KinKi Kidsコンサート「24451〜君と僕の声〜」から生還しました。

どんな推しを追いかけたとしても、死ぬまでにアリーナの3列目に座ることは一切ないと言い切れるので、流石に感想を残しておきます。

 

入場ゲートは6番。スタッフから手渡された紙チケを見ると、

「アリーナ3塁側A5ブロック7列○番(一桁)」

見たことない数字が並んどる。全部一桁。怖すぎる。どこ?アリーナ?アリーナって床やん。ゲートをくぐった左側にアリーナ行きの階段があり、アリーナが魔窟に見えた。本当に怖かった。

階段を降りるとアリーナのブロックが描かれた地図がある。A5って……ステージ前正面のちょっと左なんですよ……

は?????来るとこ間違えたわ帰ろうかな。

床を歩いても歩いてもAブロなんて出てこなくて、どんどん前に行かされる。やめて。膝が砕けそうやった。最終的にスタッフのお兄さんに「これどこですか?」と聞く始末。Aブロに辿り着いたら、7列と書いてあるのに実質3列目なんですよ。詐欺やん。ステージに貼り付くくらいの距離。ほぼ土台。KinKiに踏まれる床。震えが止まらん。ストリングスの譜面台まで肉眼で見えるって、個人的には相当ヤバイ判定です。開演の1時間前には座ったけど、とりあえずトイレに行った。トイレに行かんとやっとれん。戻る時にはちょっと冷静な下心も出てきたので、アリーナのど真ん中の通路を堂々と歩いて席に戻りました。その時の会場内の音楽は丁度「Family〜ひとつになること」KinKiの共作バージンロード曲です。おめでとう。

アリーナ3列目だから双眼鏡なんか要らんやんと思ったけど、首からかける度胸は普通に戻ってきた。

開演。OP映像と同時にストリングスさん達が入場してくる姿まで見えました。前日はそこまで見えなかったから興奮した。

実物のKinKi Kidsが…実物すぎる。2人のことは現場で何度も見ているはずなのに「実物」の解像度が全然違う。今までアクスタサイズ(奥行きとかも)で眺めていたのに、急に人間。動物園で初めてパンダを見た人ってこんな気持ちやったんかな…………

堂本光一、顔が綺麗すぎる。ほんまに43歳かよ。23歳のままやん。堂本剛、マスコット。フォルムがぬいぐるみ。ふかふかそう。

私の席からだと、MC中に光一くんが剛くんの方に全身を向けてニコニコしているのが丸見えだった。ありがとうありがとう。

更に昨日はほぼ見えていなかったバックダンサーの表情まで肉眼で分かる。凄い。すっっっごい生き生きした表情で踊る。この会場内で客はほぼKinKiしか見えていないだろうに、こんなに楽しく踊るダンサーさんプロすぎて涙が出る。なんなら名前も知らないダンサーに手を振りました。

「Midnight Rain」という発売前の新曲でスモークが焚かれるんだけど、ユニバでしか嗅いだことがない甘い匂いがして「4DX!!!!!!!!」ってなった。めっちゃ嗅いだ。余談、歌い出しの歌詞が「夜の帳」なんだけど剛パートなのエロい。「夜の帳」は山田涼介のソロ曲でしか聞いたことないんよ。「Midnight Rain」は「夜の帳」の印象が強すぎた。

「薔薇と太陽」は特効の炎のおかげで前日から光一くんが「暑い!熱い!」と言っていて「あついよねぇ〜」と呑気に思っていたけど、本当に熱い。剛くんも言ってたけどバーベキューやってる時の温度よ。あんなヤバイ熱さの中で冬服のロングコートを着て踊る堂本光一43歳は狂人すぎる。曲が始まる前のMCで「コンタクトが曇った!でも大丈夫!がんばる!強い子だから!」と言い、剛くんが「僕はお父さんと会話してんの?w」と言っててめっちゃ笑ってんけど、本当に「お父さんは仕事を頑張っています!!」って感じがした。

「薔薇と太陽」前に光一くんがダンサーをステージに呼んでから「ちょっとスタンバイしててください〜」と言って下手のステージ下のスタッフ(?)にマイクオフで「もうちょっと○☆▲*…」としゃがんで指示を出すところを見てしまい、不覚にもときめいた。光一くんの咳払いも肉声で聞こえたし、スピーカーが真上なので、2人の歌声の細かい癖みたいなものまで分かる。すげえ……

KinKiがフロートに乗って外周をまわる時、必然的に自分もバクステ側(今回バクステは無い)を向くことになるんですけど、ステージの土台ということは、ほぼステージじゃないですか。あのKinKiがステージからいつも眺めているペンラの海を見渡せたんですよ。エモいってもんじゃない。贅沢すぎて腰抜ける。

2017-2018年でペンラ持込禁止になり(剛くんの耳と演出上の都合)、2018-2019年はライブ自体が無く、2019-2020年はペンラ持込OKになるもツアーグッズにペンラが無く、2020-2021年は無観客配信になり、2022年始も1公演のみなのでペンラの販売は無く、ようやく!満を持して今回ツアーグッズにペンラが入ったことを踏まえ、私も今回初めてKinKiのペンラを買わせてもらえたことを思うと、あのペンラの海は「幸せ」そのものやった。まだジャニオタやれるな…まだジャニオタでいたいな…と思った。

「あまりに愛が大きすぎると失うことを思ってしまうの」ってこういうことを言うんですかね。自分がもどかしい。今だけを見て生きていればいいのにね!?!?!?!?

ほんとそう。

そしてアリーナの特権と言えば銀テよ。新曲のKinKi共作「Amazing Love」のラストで勢いよく降り注ぐ銀テを浴びた。わずかな期待で銀テの持ち帰り方をネットで調べておいて良かった。こんな私もジャニオタを10年はやっているので、銀テをもらえない寂しさも知っているつもりである。アリーナを出る前にスタンドの人にお裾分けした。やってみたかってん。KinKiオタは自然とそういうのがしやすい空気で助かる。

公演中はほぼ泣かずに目が乾くくらいKinKiをガン見したんですけど、終わって荷物をまとめて規制退場アナウンスで席を立って出口向かう時に「アリーナA5かぁ……」と思ったら泣けてきた。自分がこんな席をご用意されるとは思ってもみなかった。

前日がスタンド下段後方という何も気にせず見渡せる席で本当に運が良かったです。初日で3列目だったら涙で何も見えんかったと思う。ありがとうKinKi Kids。おめでとうKinKi Kids

 

末永く幸せにな!!!!!

 

KinKi Kidsはこの度YouTubeチャンネルを開設したので、チャンネル登録をぜひ宜しくお願いします。