あんの感想置き場

鉄は熱いうちに打て

やんちゃとぶきっちょが出会って地上に出てくるまで

モグライダー、互いに解散を繰り返してようやく出会えたやんちゃとぶきっちょコンビ。M-1グランプリ2021年ファイナリスト。トップバッターの歴代最高得点を出した。出囃子はドヴォルザーク交響曲第9番新世界より」。ネタがどれも面白い上に、雑誌・テレビ・ラジオ等での発言がとにかく良い。供給がありがたくて普通に動揺する。この凸凹コンビはいつドラマ化されてもおかしくないと思う。

ということで、いつでも読み返せるように雑誌等での2人の発言をまとめておきます。

これはそう、モグを知るためのバイブル。

芝のこと

モグのツッコミ担当。1983年7月、愛媛の超山奥で生まれる。13歳で田舎と厳格な父に嫌気がさして「ここしか知らずに俺は死んでいくの?」「まだ13歳の子供をこの土地が終わらせたんだと思え!」とぬくぬくのアスファルトの道で寝てみたが、夕方普通に目が覚めて、車も人も通らなかった事実に「もういいや」と悟って今の芝がほぼ出来上がる。

楽しみがテレビしかなかったため漠然と芸能人になりたいと思っており、姉にジャニーズに履歴書を送ってもらおうとしたが姉は送らなかった。

超人気番組に出ている芸人たちを見て芸人が一番楽しそうだと思い「目指すならこれしかないだろう!」と思った。ジブリだと「平成狸合戦ぽんぽこ」が好き。ナレーターの古今亭志ん朝さんの声が好きらしい。

高校では退学にスーパーリーチがかかるくらいよく謹慎部屋にいた正真正銘のやんちゃである。なんやかんやあって大学受験をして上京。「好きなことを勝手にやろう」と決めて大学を1週間でやめ、高校から一緒に上京していた友達に「東京にも吉本がある」と教えてもらい吉本の養成所に入る。生粋のアナログ人間ICカードを改札にピッとするだけで金が全部吸われている気がしていた。

吉本ではボケ担当。何組か組んだが相方から解散を切り出されて続かなかった。狩野英孝の高校の同級生も元相方である。同期はハリセンボン、しずる、かまいたち、和牛、天竺鼠。仲が良かったのは後に一緒にラジオをすることになる「おそ松さん」脚本家の松原秀(通称:シュウちゃん)。端のクラスでなんとか卒業公演までやったが、その後の月に1回の作家へのネタ見せシステムが嫌になりフェードアウト。芝は吉本を抜けてお笑いも辞める。

その後2,3年は工事現場の警備や清掃のバイトをして、関東圏のららぽーとをめっちゃ造ったらしい。線路交換のバイトでは東北弁訛りのベテランの「ブルーシートを畳んでおけ!」が何度言われても聞き取れず、聞き返したら怒られたらしい。

芸人時代は相当尖っていたことに気づき、丸くなった今なら「憧れた地元の5,6歳上のお兄ちゃんたちみたいになれるかも」と思ってもう一度芸人を目指す。

人見知り(本人曰く自主性がない)で今まで自分から相方を探したことがなく、ツッコミの方が向いているかもしれないと思ったため、次に組む人は自分とは真逆の派手でツッコミ甲斐のある人がいいなと思っていた。そして今までは自分が言い過ぎていたという反省もあり、次の相方には「自分の要求とか何も言わないでおこう」と決めた。

お笑いライブ主催者の名刺を持っており、とりあえずそのライブを見学してみることにした。

芝はそのライブをなぜか2回見に行った。1回目で見た「なんか無理してるなぁ」と思ったコンビの1人が、2回目では解散して同じように客席で1人で見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

ともしげだった。

 

ともしげのこと

モグのボケ担当。1982年5月、山形で生まれて埼玉で育つ。「ともしげ」は名字、名前は「よしき」。父が半導体の技術者でICチップとか作ったりしてめっちゃすごいらしい。教育熱心な両親で習い事もピアノ・習字・水泳・塾とめっちゃやっていたが、どれもピンとくるものがなく小学生でやめる。友達に教えてもらったビックリマンシールを子供の頃から今も集めている。惹かれるのは「キラキラしていて元気をもらえる」「主人公のヤマト王子が成長していく姿に憧れた」から。大人になってから全種類買ったらしい。絵を描くのが好きで漫画家になるのが夢だった。出たがりで学級委員長に立候補したりするが選挙演説で失敗して落選。副委員長に立候補するも落選。書記もダメだったらしい。中学受験のために小学校では勉強漬け。机に向かっていればバレないだろうと思い、ガンダムのプラモの絵を描いていた。ドラクエドラゴンボールも好き。テレビはあまり見せてもらえなかったが、唯一明石家さんまの番組だけは見ることができた。

中学では剣道部部長。とにかくモテたかったのと、剣道部の防具が好きだったから入ったらしい。そこで出会ったタニグチくんは初代の相方みたいな人。タニグチくんからお笑いを教えてもらい、2人でラジオ番組のようなフリートークを録音して遊んだりした。

高校ではアメフトにのめり込んだ。タニグチくんとふざけてる時やアメフトをやっている時が楽しくて、やりたいことがないまま2年浪人。「このままだと僕は一生誰にもモテないで終わっちゃう」と思い、テレビでモテてそうな芸人を目指す(とも「今にして思えば失礼な話だし、僕の勘違いなんですけど」)。浪人時代はタニグチくんとコンビを組んでオーディションも受けたりしたが、タニグチくんは公務員になった。

親から「大学には行ってくれ」と言われたので入学はしたが1年も経たずにやめて人力舎のスクールに入る。願書に書いた憧れの芸人は明石家さんま。同期は三四郎

スクールに入れば芸人になれると思ったが、ネタの作り方を教えてもらえるわけでもなく、2年間相方が定まらず、5,6回は解散。途中で噛んだり、言い間違えたり、設定を先に言ってしまったりして、ネタと関係ないところでウケてしまい、相方からフラれ続けていた。

スクール時代に当時の相方オオハシくんが「もう普通のネタをやってもしょうがないから、コント55号みたいなことをやってみよう」と提案するとこれがめちゃくちゃウケた。スクール内の評価で1位になって人生で初めての経験だった。でもオオハシくんの実家の事情で解散した。めちゃくちゃ引き留めたらしい。

相方が固定しないままスクールに居続けたが、事務所からもう置いておけないと言われ、事務所を去ってフリーになる。

他の仕事はできないと思っていたから10年くらいは頑張るつもりでいた。結局10回くらい解散した。やめなかったのはやっぱりお笑いが好きだから。ネタを見せてめちゃくちゃ笑ってくれると、自分が必要とされている感じがして凄く楽しかった。

「僕の前を通り過ぎていった相方はたくさんいますね」

ライブの照明を手伝ったり、ピン芸人「ともしげマンチョコ」を名乗って海賊漫談(「後悔」と「航海」をかけて、どんなことを言っても後悔しないというネタでエンタの神様を狙っていた)をしたりしていた。それを見た芸人が「面白い」と言ってくれて仲良くなり「疾風迅雷舞!」というライブに出ることを勧めてくれる。そこからまた相方を見つけてネタをすることになるが、解散。1人でライブを見学していたら、仲の良い主催から「相方探してるんでしょ?」と言われて人を紹介される。

 

 

 

 

 

 

芝だった。

 

結成〜

ライブの主催者に誘われて3人で飲んだ。

ともしげは芝(リーゼントもメガネもしてない、お酒も飲めない青年)を見て「優しそうだな」と思った。断る理由はなかった。

芝は小皿の醤油をお茶と間違えて何度も飲もうとするともしげを見て「これはツッコむ回数が増えて忙しくなりそうだな」と思った。

その流れでともしげの家に芝は泊まった。(なんで?)

芝「単純にタフそうでもあったし、顔も派手だったし、俺と全然違うタイプだったから、いいかもなと思ったんですよね」

すぐにコンビ結成。コンビ名は、芝が動物の名前を何個か持ってきて「この中から選んでくれ」と言われて、ともしげが選んだのが「モグラ」。ともしげが戦隊モノ好きで造語にしたくて「モグライダー」。今思えば「地下を爆走する」みたいな名前だったと言う。

芝はやっとツッコミになれると思ったが、ともしげから「ツッコミをやりたい」と言われる。芝は「それ自体がボケじゃねーかよ」と思ったが、自分の考えを押し付けることは一切しないでおこうと決めていたため、ともしげにツッコミを2年くらいさせた。

2人で事務所を受けまくって、三四郎小宮の勧めもあり、マセキに入る。

3年目でモグのネタが行き詰まった頃に、ともしげがオオハシくんと組んでいた頃のウケたネタのビデオを芝に見せる。これが今のモグのネタの原点になる。

とも「モグライダーはオオハシくんが作ったネタをどんどんアップデートして、僕の扱い方をオオハシくんから芝くんに引き継いでもらっているんだなと思います」

ボケとツッコミを逆にするきっかけになったのが、あるライブでやったナイツのヤホーを参考にしたネタ。ともしげがオリンピックについて説明するだけのネタ。押し付けないと決めた芝が頼み込んでまでやったネタ。これがめちゃくちゃウケた。台本なしのぶっつけ本番ネタが突破口になった。

ともしげのコンビ最長記録は2年だったのに、芝と組んでからは今年で結成14年。エグい。

でもモグも売れないままずっと地下でライブをしていた。2人が「ウケればいいや」と思っていた節もあり、賞レースもなかなか勝ち上がれなかった。芸人の間ではモグは早く売れてくれと言われるほどだった。

そうしたらコロナの流行で芸人の仕事が全部なくなる。

「俺たち一体何をやってるんでしょうね」

「真面目に自分たちの立ち位置を見直してやんなきゃいけないところから一個一個やってこう」

「じゃあ結果、獲るしかないね」

と初めて真剣にM-1の話をした。

先輩のナイツや芝の同期である秀ちゃんの意見も聞いて衣装を変え、M-1用にちゃんと4分で収まるネタを考えた。この辺が2020年。

2021年のM-1に関しては、いつも準々決勝で負けていたので準決勝まで行けたらいいなというつもりだったらしい。が、結果準決勝どころか決勝まで進むことになった。

決勝進出が決まった瞬間、ガッツポーズをせずに「ありがとうございます」と咄嗟に頭を下げたモグライダーが好きだ。

芝はファイナリスト発表記者会見で「お待たせしました!お待たせしすぎたかもしれません!」と言った。この台詞の本来の使い方はこれだと私は思う。

 

 

 

発言まとめ

「あいつがやりたいと言うことは、これはスベるなと思ったものも含めて全部やりましたし、そうすることでできることとできないことを全て把握しようと思ったんですよね。そしたら、全部できなかったんですよ。できることだけを頑張って伸ばせばいいじゃんと思っていたんですけど、できることがないんだもん(笑)。それでも絶対に面白くはなるはずだと思っていたし、逆にこれだけできない奴なんていないから、オンリーワンにはなるわけじゃないですか。その面白さを引き立てるために、こっちが全部できるようになろうと覚悟を決めたんです。生かすも殺すも自分次第だと。ウケなかったら俺のせい、ウケたらあいつのおかげ。その在り方が自分には一番合っていると思ったんですよね」

 

「めちゃめちゃ色んな人と恋愛をしては失敗をして。それでやっと芝くんと出会えて、そうしたら芝くんがずっと愛してくれているんで、そのおかげで今がある。マジでめちゃめちゃウケる時があるんですよ。ヤバい、これで解散するかもしれない…っていう時とか、このまま続けていくのはしんどいっていう時にウケたりすると、まあ、いっか!ってなるのは確かにそうで、そこはお互いに共有している」

「(今漫才は)一番楽しいかな。芝くんと2人の空間になったら面白いことができるし、爆笑を起こせるようになった。爆笑が起きると、僕じゃなきゃダメなんだなって必要とされている感じがして、嬉しいですね」

「お笑いの世界でもっと必要とされる存在、替えの利かない存在になっていきたいです。それと、芝くんに迷惑をかけない(笑)

 

初めて見る人に、ネタが飛んだんじゃないの?と思われる可能性があったので、M-1ではその配分をめちゃくちゃ気にしましたね。うちのネタは、一応火は通ってます。みたいなギリギリのミディアムレアですから。これを生の肉で出しちゃうと」

「大変なことになっちゃう」

「だから丁度いい匙加減をかなり探しました」

「僕が漫才でやっていることはバラエティーの平場でやることに近いので、やりやすかったのかも。漫才とバラエティーではキャラが違うみたいな人って意外と多いんですよね。僕らはあまり違いがないのでそこは芝くんが平場でもやりやすいように考えてくれていたんだなって。ネタと平場のバリアフリーみたいな。この表現、合ってる?」

よく分からん。確かに平場みたいなネタを作りたいとは思っていたかも」「要は素の僕らを見て笑ってもらえればいいかなという感じです」

「なんだかんだ13年もコンビをやっているので職人技になっているのかも。芝くんは簡単そうにやっていますが、彼にしかできないのかもしれない。僕は普通に投げたつもりのボールでも、あっちに行ったりこっちに行ったりするから」

俺の頭はともしげ専用の脳みそになっちゃってるんだろうな

 

「(ツッコミになった経緯は)ずっとボケでやってきたんですけど…まー、相方がともしげだったから、かな?でも、ともしげもボケじゃないんですよね…。僕もいわゆるツッコミではないし。お互いがそういう生き物だっというだけです

「(ボケになった経緯は)僕は慌ててるだけなんで、ボケではなく本来は「アワテ」です(笑)。それよりも、みんなとの会話がちゃんとできるようになりたいです」

 

「僕がすぐ調子に乗るタイプでウケるとすぐ俺って面白い人間なんだってなっちゃうんですよ」

「ドヤ顔でね。そうするとネタが面白くなくなるんで」

「だから何事も真面目に誠実に。あと丁寧に挨拶をするとか。そういうことを日頃から頑張っていかなきゃと思います。松村邦洋さんが言っていた、挨拶にスランプなしという言葉が僕大好きで。ネタでは調子悪いことがあっても、挨拶は誰でもできるって意味なんですけど、それって大事だな〜と最近しみじみ思います」

「へ〜いい言葉だね。俺も明日から実践してみようかな」

 

Q.この人が相方で良かったと思うことは?

「芸人の脳みそでできるボケとかじゃないんで。そこは一番大きいと思います。ツッコミ甲斐のある方が僕としてはやりやすいんで」

「芝くんは悩みも聞いてくれますし、相談にも乗ってくれますし、頼りにしてます。加えて13年くらい一緒にやってますけどネタも面白い。ありがたいですね」

 

どうやっても自分では得られない能力を、多分お互い持っている

「それは確かにありますね」

「だからこうなっているんでしょうし」

「すみ分けというか、僕が好きなことと芝くんの好きなことがバラけているから、ロケとかでも僕はこっちの仕事をやればいいんだなということが分かってきました。僕はミーハーだけど、芝くんはしっかり、物を作るタイプだから、それが良かったのかなとか」

それぞれの性格じゃないですかね単純に。何でもやりたい人と、自主性はないけど頼まれりゃやる人と

カップルみたいなものなんでしょうね。同じタイプだったらコンビを組めなかったかもしれないし、もっと喧嘩してたかもしれない」

 


「他の芸人さんと比べようのない存在なのがいいところなのかなと思います。うちはボケとツッコミっていうポジショニングでもないのでそのままの状態がいいというか」

僕のやるべきことは企画を一生懸命やること。ミスってもミスらなくても構わないんです」

ミスったらミスったで対応するし、ミスらなかったらやったじゃん!と

「僕はとにかく全力でやるのみです。中途半端が一番良くないので」

「腕のある2人が組んでいるコンビは"お笑い"をやっています。僕らはロジックもセオリーもないので、現象として見せられたら一番いいかなと。モグライダーってすごい引きで見たら、人間ってこうだよなみたいな」

「哲学ですね」

 

 「僕が性格悪いっていうことでネタにしてもらってありがたいんですけど、芝くんにはそういうキャラもいいんだけど、それでいて愛される人になるようにと言われます。ちゃんと人に感謝することを忘れないようにしなさいと

「それって芸人云々以前のもんだから。人ってそういうことだから、っていうところから言い聞かせてます(笑)

 

 

「おかげさまで、この1年弱の間、華やかな世界にいさせていただいて我々もっと欲が出てきましたので(笑)、2023年もより一層、頑張ります。その前にM-1。もうヒトハネしたいと思っています!」

「調子に乗らないように。やるべきことを一つ一つやっていきたいと思います。2023年も変わらぬ応援をよろしくお願いしまーす」

 

モグのエピソード

○普段はネタ合わせをほとんどせず、公園で新ネタの流れを何となく話し合って決めたら、事務所のネタ見せまでほぼ触らない。いつもともしげが「ネタ合わせしよう」と芝を誘うが、芝は「しない方がいいから」と喫煙所に逃げがち。M-1決勝で珍しく芝がネタ合わせをしようかとともしげの所に行くと、ともしげが鼻血を出して仰向けで休んでいた。

とも「ネタ合わせする?」

芝「するわけねーだろ」

 

○家に来た芝にスイカをもてなしたともしげ。ともしげがベッドの上でスイカを切ろうとしたので芝が全力で止める。

 

○芝がバイきんぐのネタのDVDをまだ見ていなかったので、ともしげの家で見た。

 

○芝を芝太郎と呼ぶともしげ(理由不明)

 

○ともしげは飲みすぎて先輩の隣で「芝くんに捨てられたくない」とずっと言っていた(2013)

 

○芸人仲間で群馬旅行へ。レンタカーを手配して運転をしたともしげ。後日の飲み会でともしげの運転が下手だと後輩からしつこく言われる。芝はともしげの機嫌がだんだん悪くなっていくのは気づいていたが、席も離れていたのでそのまま見ていたら、ついにともしげが怒って店の外に出ていってしまう。芝は追いかけて泣き崩れているともしげの肩を抱いた。

 

○ともしげは「さそり座の女」のネタで星座の順番を覚えるために聖闘士星矢を全巻買って読んだ。

 

○芝はNHKのドキュメントで「家系図を遡ってルーツを探る」というのを見て「面白い。これをあいつにやらせよう」と思い、ともしげ一家の「ルーツ(実話)」というネタが爆誕した。

 

○2016年ライブのMCでメカ音痴がバレる芝

とも「まだガラケーだしパソコン扱えないんだから」

芝「パソコン見ると金縛りに合うの」

 

○ともしげに差し入れをすると芝が「あいつに良いモンありがとうございます。気に入ってるみたいで」と言ってくれる。

 

○「へ?解散とかあり得ないからね?」と言うともしげ。

 

○単独ライブのASKAネタ前

袖にハケようとしたところで芝が「あ、俺ASKAさんの話あるわ。ちょっと話していい?」
「なにー?」と反応して袖からともしげが戻ってきて芝のフリートークタイムになる。

 

○2022年M-1準々決勝前日、予定のネタだと「ともしげをスターにすることはできない」と思った芝が、ネタを新ネタに変更したいとともしげに頼む。ともしげは「折角時間をかけて練習してきたのに変更するなんて」と芝に正論で反論した。ともしげが「今日俺の車で送っていくからドライブしよう」と言い、芝を家まで送り届け、「まだ帰らないで、しばらく喋ろう」と言うので、芝が最後に「俺はお前のことだけを一生考え続けてる。とにかく信じてついてきてくれ」と言ったら納得してくれた。

 

○とも「やっぱり2人がいいねって話したし、ずっと一緒に漫才したい」

 

○芝「なんだかんだ俺はあいつじゃないとダメなんで」「あいつ、俺いねーとダメだからな〜」